
札幌交響楽団は1961年発足。北海道唯一のプロ・オーケストラとして「札響」の愛称で長く親しまれ、2011年には創立50年を迎えました。現在、音楽監督・尾高忠明、正指揮者・高関健、首席客演指揮者・ラドミル・エリシュカという充実した指揮者陣で、透明感のあるサウンドとパワフルな表現力は雄大な北海道にふさわしい魅力を放つオーケストラとして人気を集めています。現在の団員数は、2人のコンサートマスターを含めて73名。年間の公演回数は道内外で120回をこえます。札響は、常に多くの道民・市民に愛されるオーケストラを目指し、北海道から世界に発信する活動を展開しています。
<詳しい沿革>
札幌交響楽団は、1961年7月1日「札幌市民交響楽団」の名称で発足。翌年に財団法人化、2009年10月1日には北海道初の公益財団法人となった。1961年から68年まで初代常任指揮者を務めた荒谷正雄(1914~1996)は、オーケストラの基礎固めに尽力した。創立後初の演奏会は、荒谷の指揮による61年9月6日の「第1回定期演奏会」であった。札響は荒谷の功績を称え、97年「名誉創立指揮者」の称号を贈呈している。69年から75年までは第2代常任指揮者をオーストリアの指揮者ペーター・シュヴァルツ(1925~1998)が務め、札響の響きに磨きをかけた。またアメリカとドイツで行った初の海外公演も高く評価された。岩城宏之(1932~2006)は、75年から正指揮者、78年から音楽監督・正指揮者、88年から亡くなる2006年まで桂冠指揮者を務めた。その間、岩城は武満徹をはじめとする邦人作品の紹介に力を入れ、日本を代表するオーケストラに成長させた。1985年に黒澤明監督の映画「乱」(武満徹作曲)の音楽を担当したことで札響の名が全国に大きく知られるきっかけもつくった。秋山和慶は88年から98年までミュージック・アドヴァイザー/首席指揮者を務め、レパートリーの拡充に努めた。

現在、音楽監督の尾高忠明は、81年から86年まで正指揮者、98年からミュージック・アドヴァイザー/常任指揮者、2004年からは第2代音楽監督に就任、現在に至る。正指揮者の高関健は88年から92年まで専属指揮者、2003年に正指揮者に就任、現在に至る。そして2008年4月には首席客演指揮者としてチェコの巨匠ラドミル・エリシュカを迎えた。2005年から定期演奏会を2公演化、06年に専属の札響合唱団も結成し、2007年6月の第500回記念定期演奏会のマーラー「復活」、2008年9月のブリテンのオペラ「ピーター・グライムズ」(演奏会形式)、2009年6月はオルフ「カルミナ・ブラーナ」を成功させ、近年ますます評価を高めている。
近年、世界最高の音響を誇る札幌コンサートホールKitaraでのレコーディングにも積極的で、尾高と札響は、シベリウス、グリーグ、ドヴォルジャーク、エルガー、邦人作品等のCDは世界的な注目を集めた。正指揮者高関健とは、札響合唱団も加えた「カルミナ・ブラーナ」のCDで「札幌の音楽水準の高さをまさに再認識させた1枚」と絶賛された。チェコの巨匠エリシュカは2008年首席客演指揮者に就任以来、全国的に人気は急上昇、札響とのチェコ音楽のCDは音楽雑誌で推薦盤に選ばれるなど評価が高い。
尾高の指揮の下で2001年の英国と2005年の韓国公演を実施。2011年5月には、札響創立50周年を記念したヨーロッパ演奏ツアーとして英国のロンドン、ドイツのミュンヘン、デュッセルドルフ、イタリアのミラノ、サレルノの3カ国5都市で公演、各地で絶賛を博し、今や札響が日本を代表するオーケストラのひとつであることを証明した。2011年9月からは、もうひとつの50周年記念事業として、尾高とベートーヴェンの交響曲全曲の演奏会とCD収録に取り組んでおり、さらに注目を集めている
(2011年11月現在)

5つのS(Sapporo Symphony Orchestraの頭文字)をモチーフに、5線(譜)で音楽のリズムと活動的な楽団を表現。フォルムは、北海道のカタチ(菱形)にまとめ、カラーは、オーシャンブルーで北海道を、オレンジは団結、レッドは情熱を表わした明るくカラフルなデザインとしました。

札響キャラクター"ピリッキー"
北海道の希少な鳥エトピリカをモチーフにしました。名前はアイヌ語で美しいくちばしを意味するエトピリカのPirikaの変形。BeautifulをBeauty、BlackをBrackyと愛称名詞にするように、「札響自体が、美しい音を発信するくちばし」であるようにという願いも込められています。
札幌交響楽団を支援するボランティア組織が会の名称に使い、ピリッキーグッズを様々に制作、販売しています。









