札幌交響楽団 SAPPORO SYMPHONY ORCHESTRA

ワークショップ

北海道大学 "「札響と音楽文化」を考察する授業へ"[2006.12.14]

開催概要

昨年12月の教育プログラムでは、北海道大学の芸術論の授業に札響メンバーが登場しました。プロの楽員がくりひろげるワークショップに、30名あまりの学生たちは、クラシック音楽への新たな興味を感じとっていました。

場所
北海道大学高等教育機能開発総合センター(札幌市北区北17条西9丁目)
札響メンバー
パーカッション
大垣内英伸(ファシリテーター)
ヴァイオリン
土井奏、福井岳雄、三原豊彦
ヴィオラ
物部憲一
チェロ
坂菜々子
コントラバス
信田尚三
オーボエ
高井明
クラリネット
三瓶佳紀
ファゴット
坂口聡
トランペット
福田善亮
トロンボーン
野口隆信

リズムのパターンを身体で理解

大学の授業といっても、今日は音楽理論を学ぶのではありません。まず学生が参加しながら、リズム遊びが展開されます。強さや弱さ、速さ、パターンを変えれば、手拍子ひとつでさまざまなニュアンスを表現できることに、あらためて納得。リズムだけで感情までが伝わることに、驚かされます。終わりが下がるリズムは、農耕民族によく見られ、逆に上がるリズムは狩猟民族的な世界観につながる、といった指摘を織り交ぜながら、裏拍子を入れたり足を使い、しだいに複雑な世界を作っていきました。

学生たちが刻むリズム群は、実はオペラ「カルメン」(ビゼー)で使われるもの。楽員たちの演奏が加わると、音楽におけるリズムの機能がはっきりと理解できます。

  • 北海道大学高等教育機能開発総合センターワークショップ

地域に根ざす音楽文化を、札響を通して考察

「札響と音楽文化」と題されたこのシリーズ授業は、音楽批評や季刊ゴーシュ編集長としてもおなじみの三浦洋教官が、2004年から札響と提携してはじめたもの。定期演奏会を聴いてクラシック音楽に親しみ、さらに楽員との交流を持つことで音楽や芸術を、自分が暮らす地域に根ざした文化として思索することが目標です。後期授業では、事前学習を重ねてから3回の定期演奏会を聴き、感想を発表し合ったり、楽員が教壇に立って演奏家としての自分を語ったり。さらに今回のワークショップを通じて、音楽への認識が新鮮に広がっていきます。

この日の最後には楽員とのあいだに質疑と応答が交わされ、指揮者とオーケストラの相性や集中力の高め方など、興味深いテーマがさまざまに語られました。

  • 北海道大学高等教育機能開発総合センターワークショップ

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