開催概要
昨年12月の教育プログラムでは、北海道大学の芸術論の授業に札響メンバーが登場しました。プロの楽員がくりひろげるワークショップに、30名あまりの学生たちは、クラシック音楽への新たな興味を感じとっていました。
- 場所
- 北海道大学高等教育機能開発総合センター(札幌市北区北17条西9丁目)
- 札響メンバー
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- パーカッション
- 大垣内英伸(ファシリテーター)
- ヴァイオリン
- 土井奏、福井岳雄、三原豊彦
- ヴィオラ
- 物部憲一
- チェロ
- 坂菜々子
- コントラバス
- 信田尚三
- オーボエ
- 高井明
- クラリネット
- 三瓶佳紀
- ファゴット
- 坂口聡
- トランペット
- 福田善亮
- トロンボーン
- 野口隆信
リズムのパターンを身体で理解
大学の授業といっても、今日は音楽理論を学ぶのではありません。まず学生が参加しながら、リズム遊びが展開されます。強さや弱さ、速さ、パターンを変えれば、手拍子ひとつでさまざまなニュアンスを表現できることに、あらためて納得。リズムだけで感情までが伝わることに、驚かされます。終わりが下がるリズムは、農耕民族によく見られ、逆に上がるリズムは狩猟民族的な世界観につながる、といった指摘を織り交ぜながら、裏拍子を入れたり足を使い、しだいに複雑な世界を作っていきました。
学生たちが刻むリズム群は、実はオペラ「カルメン」(ビゼー)で使われるもの。楽員たちの演奏が加わると、音楽におけるリズムの機能がはっきりと理解できます。
地域に根ざす音楽文化を、札響を通して考察
「札響と音楽文化」と題されたこのシリーズ授業は、音楽批評や季刊ゴーシュ編集長としてもおなじみの三浦洋教官が、2004年から札響と提携してはじめたもの。定期演奏会を聴いてクラシック音楽に親しみ、さらに楽員との交流を持つことで音楽や芸術を、自分が暮らす地域に根ざした文化として思索することが目標です。後期授業では、事前学習を重ねてから3回の定期演奏会を聴き、感想を発表し合ったり、楽員が教壇に立って演奏家としての自分を語ったり。さらに今回のワークショップを通じて、音楽への認識が新鮮に広がっていきます。
この日の最後には楽員とのあいだに質疑と応答が交わされ、指揮者とオーケストラの相性や集中力の高め方など、興味深いテーマがさまざまに語られました。






