札幌交響楽団ロゴマーク

©Masahide Sato

 札幌交響楽団は、1961年7月1日、「札幌市民交響楽団」の名称で発足。翌年には財団法人化、現在の名称になった。以後、人口550万人を超える北海道唯一のプロ・オーケストラとして、「札響」の愛称で親しまれている。
 1961年から68年まで初代常任指揮者を務めた荒谷正雄(1914〜1996)は、オーケストラの基礎固めに尽力した。創立後初の演奏会は、荒谷の指揮による61年9月6日の「第1回定期演奏会」であった。札響は荒谷の功績を称え、97年「名誉創立指揮者」の称号を贈呈している。69年から75年までは第2代常任指揮者をオーストリアの指揮者ペーター・シュヴァルツ(1925〜1998)が務め、札響の響きに磨きをかけた。またアメリカとドイツで行った初の海外公演も高く評価された。岩城宏之(1932〜2006)は、75年から正指揮者、78年から音楽監督・正指揮者、88年から亡くなる2006年まで桂冠指揮者を務めた。その間、岩城は武満徹をはじめとする邦人作品の紹介に力を入れ、日本を代表するオーケストラに成長させた。秋山和慶は88年から98年までミュージック・アドヴァイザー/首席指揮者を務め、レパートリーの拡充に努めた。
 現在、音楽監督の尾高忠明は、81年から86年まで正指揮者、98年からミュージック・アドヴァイザー/常任指揮者、2004年からは第2代音楽監督に就任、現在に至る。正指揮者の高関健は88年から92年まで専属指揮者、2003年に正指揮者に就任、現在に至る。そして2008年4月には首席客演指揮者としてチェコの巨匠ラドミル・エリシュカを迎え、大きな期待が寄せられている。
 尾高の指揮の下で行った2001年の英国と2005年の韓国公演は絶賛を博した。2005年から定期演奏会を2公演化、聴衆を1万人以上も増やし、完売公演も続出させている。2007年3月、尾高指揮でドヴォルジャーク交響曲第8番・第9番「新世界より」とエルガー交響曲第3番・行進曲「威風堂々」第6番のCDを録音、英国のシグナムレコードより世界発売され、注目を集めている。
 現在団員数75名、年間公演回数120回以上。最高の音響を誇る札幌コンサートホールKitaraを本拠に、透明感のあるサウンドとパワフルな表現力は、雄大な北海道にふさわしい魅力を放つオーケストラとして評価がますます高まっている。

(2008年4月現在)